現在、血液採血量50～100mlクラスの関節PRPには当院の新鮮凍結PRPのほか、APS-PRP、凍結乾燥PRPなどが代表的です。そのうち新鮮凍結PRPとAPS-PRPが次世代型と呼ばれています。


各種PRPの比較と注射の値段

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① 新鮮凍結PRPは、ロート製薬社の製品を採用。細胞が壊れないため重要なサイトカインの量が多く次世代型PRPと呼ばれます（Data）。野村医師は各社PRPを行ってきましたが、新鮮凍結PRPは非常な効果を認め現在新鮮凍結PRPを第一に推奨しています。

② PRP-FD、PFC-FD、VFDなど色々な名称で呼ばれてますが、全てセルロース社の凍結乾燥PRPと基本的に同じです。凍結して粉末状にするため細胞が壊れ真のPRPでなく準PRPという位置づけで厚労省認可の対象外です。新鮮凍結PRPに比しサイトカイン量は相当に少なくなります（サイトカイン量）。

会社名	製品名	採血量	PRP量	濃縮率	EGF量	VEGF量
ジンマー	APS	50ml	2.5ml	20倍	3037pg	1855pg
セルソース	PRP-FD	50ml	2.5ml	20倍	420pg	137pg
ロート	新鮮凍結PRP	100ml	5ml	20倍	27000pg	3625pg

③ 凍結乾燥PRPとAPS-PRPは感染症血液検査代として1万円程必要です。新鮮凍結PRPは不要です。

④ PRP価格が4～５万程の病院が多くありますが、必ず血液量をご確認下さい。血液量15～20mlです。血液100mlでは25～30万になる訳です。この量では関節では４週毎に３～4回の注射が行われます。参考に横浜整形外科では血液20mlのPRPを筋腱PRPにて4万円で提供していますが、関節ではこの量では効果が極めて少ないため関節PRPには提供しておりません。関節では血液100mlの世界最高量・世界最高20倍濃縮の新鮮凍結PRPを推奨します（Data）。

会社名	製品名	採血量	PRP量	濃縮率	PDGF濃度 ng/mL	総PDGF量	VEGF濃度 ng/mL	総VEGF量
Kyocera	Condensia	20ml	2ml	10倍	78	156ng	43	86ng
Mycell	Mycell	22ml	2ml	10倍	70	140ng	38	76ng
ロート社	新鮮凍結PRP	100ml	5ml	20倍	147	735ng	725	3625ng

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参考：Jメディカルおゆみのクリニックの価格
　　APS＝APS-PRP　VFD＝凍結乾燥PRP-FD
　

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